開平の歩き方

開平以外ネタ

沙頭角禁区(中英街)編

元英国植民地・香港と中国・深圳の境に沙頭角という地区があり、その境界線上に中英街という「そのまんまやんけ」とツッコミを入れたくなる名前の通りがあります

適当にググってみればわかるのですが、歴史的経緯を経て道路のまん中が中国と香港の境となってしまったある意味不思議なところです
下の深圳地図で香港と深圳の境の南端に「中英街」とあるところです

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この中英街という場所は何故か知らないが、中国人・香港人以外は入ることができない
だがしか~し
そこは「蛇の道は蛇」の中国、ちょっとお散歩を試みてみました


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ここは香港~中国深?間の沙頭角口岸(深?側ボーダー)
因みに香港側は禁区になっていて沙頭角住民以外は立入禁止で、バスで通過しかできません


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沙頭角口岸から東へ10分程歩くとこんな建物があり、住民と申請済みのツアー客以外の通行を制限しています
(外国人は申請しても許可はまず下りないそうです)


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上記ゲートを苦労して突破したところです
観光客と思しき人でいっぱいでした


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上記ゲートを通過したところでもらったチラシ
この中英街は免税地区となっているようで金製品や電化製品が安く買えるらしいです

字が小さくて読みづらいかもしれませんが「悪どいことをする連中もおるから気ぃつけいよ」とか関税について書かれています


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ただいま越えてきたゲートを入ったところから見るとこんな感じ
深?もすっかり発展しており、こんな街外れにも高層マンションが建っています


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「橋頭街」と書いてあります
これは中英街ではないな、と


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ついに来た!中英街です!
広東省重点文物保護単位(省単位での文化財)になっています

香港~深?の境界線である
中英街を歩いてみます


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わかりにくいかもしれませんが、道の両脇に商店がひたすら並んでいます
地区としては沙頭角の中心部にすぎませんが、
領土的に言えば左が深?、右が香港となります
よって左側は簡体字中国語、右側は繁体字中国語になっているのが分かるでしょうか


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右側の店の看板にはちゃんと「香港」と書いてあります


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中国語を勉強したことがある方は分かるかもしれませんが、
中国標準語で中英街は「Zhong Ying Jie」となりんす
つまり上の道路標示は香港式(広東語式)表記なのです


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このガジュマルの樹も名物らしい...


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警告看板の背面は香港
「勝手に香港に入るんじゃねぇぞ」という警告です


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歴史博物館があるそうです

どうも中英街では買物以外することがなさそうだし、あ~よかった!
買物なら香港でした方が全然いいもんね


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博物館の前には鐘があり、
過去に対する恨み辛みがちょいと洒落たレイアウトで書かれています


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とにかく愛国教育がすごい
私まで洗脳されそうです


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先ほどの鐘の反対側
なかなか凝ったデザインですね


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博物館の入口にあった中英街の説明
中国語が読める人はどういういきさつで沙頭角が
「新界」沙頭角(香港)と「華界」沙頭角(深?)に分断されたか分かると思います


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これが博物館の外観
上の説明にもあるとおり1999年にできたものなのでまだきれいです
因みに3.18というのは沙頭角が分断された日(1899年3月18日)だそうです


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入場券は10元也


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中心の石碑は実際に境界碑として使われていたそうな
「毋忘國恥(国の恥を忘れることなかれ)」...中国の愛国教育は本当にすごいっすね


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なんとなく怖い絵
中国人民が英帝国主義にに対して蜂起する、の図でしょうか


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「歴史不能忘記(歴史を忘れることはできない)」
この博物館は反英ムード一色です

しかし沙頭角の入口にはメチャクチャ多くの人がいたのに博物館の参観客は私一人...これでいいのか?


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反英ムードと思っていたら、案の定日本のことも書いてありました
沙頭角と日本軍はそれほど関係もないと思うのですが?


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屋上に上ると展望台になっています
手前は深?、奥の山々は香港
昔は資本主義に憧れてこの辺から泳いでいったガッツありまくりの中国人もいたかもしれません


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別方向を眺めてみる
道路を挟んで左側が香港沙頭角、右側が深?沙頭角

博物館を出て中英街に戻ります


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相変わらず金製品関係の店だらけです


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「日本の高級スキン」を売る店がありました
う~ん、免税地区だし買ってもいいかも(笑)
しかし、外人が立入できない場所なのに日本語とは...日本語ってすごい言葉なんですね


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一歩路地に入ると他の地区と変わらない庶民の生活が垣間見えました


【行き方】
本文参照
あくまでも自己責任でね

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コメント (1)

勉強虫 on 2009年6月14日 10:50

 以前、別名でこのサイトを見ました。タイトルどおり、開平へ行ったときのことでした。この前の労働節に深センに中国人団体旅行に混じって行ったときにに、この中英街の存在をしりました。日本人パスポートしか持っていない自分は、連れの中国人たちが中英街を見ている間、麦当労で旅日記を書いたりしていました。
 このサイトで中英街がよくわかりました。謝謝。
開平に行ったときも面白かった。ちょうど1年前かな。


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